棘を抜く

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漫画家になるには? 洋介犬先生による対談形式のヒントまとめ

新人漫画家と編集や中堅の漫画家との対話形式で進められるノウハウをまとめました。

漫画家になるには? を独学で目指している方の参考になれば幸いです。

キャラ設定に迷ったら

 
新人漫画家
サキュバスなのに処女で奥手」
「クールなのにぬいぐるみ見ると熱狂する」
「ヤクザなのにケーキが大好き」
「クラスではツンケンしてるのに家帰ったら『ママごはん~』って言ってる」

編集
「いいぞあったまって来たな!」

新連載の第一話がやたらゴチャつく

 

強キャラ感の出し方

 

 

 
「ゴルゴのすごさはゴルゴ以外が語る」という金言もあります。

 

 

どういう漫画が流行りますか?

 
編集「だがたまにその『説明がいらんやつ』をぐっちゃぐちゃに咀嚼して自分の趣味と性癖ぶっけかけてオリジリティ全開にしか見えないように作る天才がいる。そしてその天才が作ったものが新しい『説明がいらんやつ』になるんだ」
編集「あと気をつけろ。『説明がいらんやつ』のオリジナルを超える何かがないと、『オリジナルあればいいじゃん』になる。だって漫画はどの作品もほぼ同条件同額で買えるんだから、似たようなものがたくさんある状況でわざわざ劣ったものを買う義理なんか読者にないんだから」
新人「三国志って『説明がいらんやつ』に入りますか?」
編集「ギリ入らないよwwww」
新人「ダメですか」
編集「だからヒットする歴史漫画はあえてオリジナル展開と少年漫画風味まぶして『説明いらんやつ』に寄せてるんだよ」
ちなみにここで言ってる内容は

流行≒ヒット

です。イコールではない。
あくまで「業界内で多く生産されている」という意味。

よく解らないクレームが来ました

 

オチが弱いって言われました

 
編集「だから『ヒネりがない』をそのまま受け取ってどんどん多くの読者や初見に意味不明なオチになっていくことが多い」
新人「なるほど…オチを変えないにしても、アプローチを変えるとか派手にしてみるとかにしてみます」
編集「全部が全部ではないが、そういうことが多いから、気をつけよう」

世界観を作る前フリ

 
編集「これは奴隷や身分とかもそうで、『奴隷です』だけじゃなく、この世界の身分制度や奴隷がどんな扱いを受けてるか、特権階級は庶民にどう見られているかを足すだけでだいぶ違う」
新人「いっぱい描いた方がいいですか?」
「上手い人だと貴族に眉をしかめる民衆とか、1コマでやっちゃうよ」

『何でも描けます』は『得意分野はない』

 
中堅漫画家「ある漫画家は『何でも描けます』やめて『ミリタリー描けます』にして仕事爆増したらしいし、自分のアピールジャンル決めて極めた方が依頼もされやすよ」
中堅漫画家「言い忘れてたがTwitterの固定ツイートに絶対自分の漫画載っけとけよ!なにげに超大事だから!!」

Twitterでバズる漫画の法則「どきゅうそん」

 
中堅漫画家「『怒』は「怒らせる」よりも「日常の怒りをモチーフに怒りを共有する」方が近いかなぁ…」
新人漫画家「わりとリスキーな描き方ッスね」
新人漫画家「『尊』がめちゃくちゃ難しいんですけど」
中堅漫画家「一度も話したことないクラスメイトや同僚がなんて話しかけてきたら嬉しいか想像するんだ!」

捕捉

 
けしてネガティブな意味ではなく、救済と慰めをいっそうエンタメに求められているのではないかと思えば、描く側の活力にもなりえる。

 

特異なジャンルが流行りのものじゃない時

 

シナリオ作りの参考には映画、海外ドラマ、歴史

 
新人漫画家「歴史はどういうところがオススメですか?」
編集「めっちゃ色んな人がいるとこ」
「ははは」
「善人も悪人も善行も悪行も知れるから歴史オススメ」

 

 

色んなオッサンが描けるようになりたい

 

 

 

セリフやフキダシ量が多くなってしまう

 
 
編集「意外に思うかもしれないけど、一番セリフが多いのはジャンプとか少年誌なんだよね」
新人漫画家「よく見ればそうですね」
「でも『長いのにスラスラ読める』よう工夫してある。荒木飛呂彦先生なんかそれの天才でもある。小説のコミカライズするとそこらへん大変だけど学べるよ」
編集「これは作風次第なんだけど、逆にセリフとコマが少ないと同じページ数でも『読み足りない』と感じてしまうこともあるから、一概に『セリフが多いのは良くない』でもないんだよ」

WEB持ち込みの注意

 
漫画家志望者「え??一回っきり!?初回で気に入られないともうそことはダメってことですか?」
漫画家「リソースとか事情あるんだから汲んであげてほしいけど…」
「規約とか気をつけます…」
「まぁ門戸はWEB持ち込みだけじゃないし、新人賞とかあるから、どうしてもそこで描きたいなら頑張ろう」

目を引くタイトルの作り方

 
編集「長い場合は公式が略称を提示した方がいいよ」
新人漫画家「そうなんですか」
「じゃないと定着しづらいから、共通認識として『これです』って言えばみんなも使いやすいし、口コミのハードルも少し下がる。意味ない行為じゃないんだよね」
文中で引用しているのは上野正彦先生の「死体は語る」です。
作品タイトルに関しては苦手なので、前は50くらい考えて担当さんに決めてもらってたけど、自分がしっくり来ないタイトルのまま進めちゃうとなんか作品自体がギシギシし始めるので、気に入ったものか最初に浮かんだそのままでもいいと思う(個人的体験談)。
現行連載はほぼ直感で最初に決めたまま。ジゴサタのみ最初は「地獄の沙汰もお前次第」でスタートして後々「ジゴサタ」に改題。
はずネジは「外れたミンナの頭のネジ」とか「外れた世界の頭のネジ」と派生候補はあったけど、結局「外れたみんなの頭のネジ」で決定。

 

 

どうしても書きたいニッチな性癖があるとき

 

読者に漫画が見切られるのは3ページ目。早ければ1コマ目

 
新人漫画家「そ…そんな遅いでしょうか?」
編集「この漫画の良さがわかるのは35ページ目くらい。ファスト全盛で可処分時間が少ない読者が、そこまでみんな付き合ってくれると思わない方がいい」
「どのくらいで見切られると思えばいいでしょうか?」
「…3ページ目、早ければ1コマ目」
編集「だからクライマックスを頭に持って来いという単純な話ではなく、最初のページぐらいで『面白いことが起こりそう』『魅力的な絵や構図だな』と主せないと、最後まで読んでもえらえずとてももったいない。残念ながらスロースターターには厳しい時代ではある」
新人漫画家「うう…難しいですね」
編集「ホラーとか、よく最初に惨劇シーンを持ってくることあるけど、そこが陳腐だと逆に『ああこの程度がてっぺんの漫画か』と逆に見切られることもあるから…」
新人漫画家「ほのめかしが上手いと得する…?」
「そうなんだよね。不穏とか異質とかワクワクとか画面から醸し出せるのは得だと思う」

少ないコマでテンポよく世界観を出す方法

 
編集「あとオススメなのが『飢えてる民衆』!!!それだけでその国の困窮具合や悪政が表現できる!!」
・愚痴ってる酔っぱらい
・新聞読んでぼやく労働者
・噂話してる女子高生
・主人公の親の言動
・主人公を叱る近所のおっさん

MSオフィス持ってないけど大丈夫?

 

漫画で描きたいことが無いと詰む

 
一連の例のごとく「100%そうなる」ではないのでご注意を。

ブコメは難しい

 
編集「例えばメシ漫画やコスプレ漫画にラブコメが付随してるとか主軸が太いと大丈夫なんだけど、細いとラブコメに呑まれて付き合う付き合わないのチキンレース化する…」
新人漫画家「付き合った後も面白く描けるってすごいアドバンテージですね…」
「誰でも描けそうで難しいジャンルだよね」
新人漫画家「じゃあ途中で三角関係挟むとかどうですか?」
編集「…いま三角関係ってめちゃリスク高いよ…」
「マジですか」
「ただの引き延ばしや間男みたいに思われてヘイト集めるだけになりがち…今の風潮は三角関係に優しくない…」

最近の流行りの一つ。ニアギス

 

画力って必要?

 
編集「つまりはなにより画風が自分の作風にマッチしてるかを重視した方がいい」
新人漫画家「じゃあ技術はなくてもいい…?」
「そうではなく、鍛錬はした方がいい。上手い人が崩した絵と技術が足りず崩れた絵では違うし。でも美麗であればあるほどいいとは限らないのは漫画の難しいとこ」
新人漫画家「じゃあインディーズWEB漫画を作画綺麗な人に変えたらあれなんか微妙…に感じるのって」
編集「お前その話やめろ」

作家の相手は読者であって編集部ではない

 

無料公開から購入に至る率は3%

 
編集「でもその絶望的な数字を嘆くばかりではなく、いかに母数を増やすかに注力した方が建設的だと思う。そのためにみんなSNSで無料で公開とかしているのだから…」
新人漫画家「漫画家さんがイイネも嬉しいけどRTの方がなお嬉しいです…と言われるのはそのせいなんですね…」
この3%という見積もりもちょっと古いデータなので今は媒体によっては0.3~1%ぐらいかもとは思う。
ワンクリック(リンク先移動)させるのが如何に難しいかの世界なんだけど、それを理解していないと「サイトやSNSで宣伝したら大丈夫っしょ」という甘い計算になる。
この試し読みまとめも3%の方に届きますように…。

【まとめ】「カミ憑き我慢を決壊す」1・4・10・17話特別公開。 | 洋介犬 #pixiv pixiv.net/artworks/96130…

能力バトルで行き詰ったら弱点と制限を見直そう

 
新人漫画家「なるほど…有効距離とか回数制限とか。使用後の副作用とかですね」
編集「それが相手も同条件とか、知られてるとか…ピンチってかわいい自キャラにはさせたくないって人も多いけど、盛り上がりの定番でもあるからね」
編集「でも『無敵!ただ無敵!』な状態が面白いキャラもいるし、そこはケースバイケースなのは承知の上で色々考えてみよう」
編集「ちなみにファンタジーじゃない格闘漫画とかは『人間であること』がすでに制限と弱点を内包していることもあるので、異能力の制限と弱点と同列に考えないほうがいいね」

キャッチーな設定の作り方

 
編集「『◯◯なのに◯◯できた』と『△△だけなのに△△に?』は色んなことに応用できるよね。奴隷なのに大将軍になれるかとか、不良なのにバスケのエースになれるか…とか」
新人漫画家「後者を逆ベクトルでそそったのが『スマホを落としただけなのに』なんですね」
編集「実用書でも多いね」

漫画家がかかりやすい病気

 
編集「もちろんその規格外の大きさとか、デフォルメとして成立してかえってアピールポイントになってる作家さんもいつから、一概にダメじゃないんだけどね」
新人漫画家「肩幅とか巨乳を描こうとしてつられて意識せず幅がすごいことになってることあります…」
編集「でも漫画絵はすべて突き詰めればディフォルメだし、過剰には気にしない方がいい。素材写真をトレスして漫画キャラを描こうとしたらかえって頭を大きくしないとバランス悪いとかあるあるだしね」
新人漫画家「気になる場合は?」
編集「知り合いにおかしくなってたら言って!とお願いしとくしか」
編集「個人差あるけど、かわいい系の女の子の絵だとしたら片方の肩幅はリアルだと頭一個分だけど、絵だと頭半分くらいかな…。逆にマッチョとかはもっと幅とらないとおかしいとか…絵柄次第だけどね」

出オチ漫画にならないために

 

漫画業界のオカルト

 
編集「高すぎる画力はなぜか読み手に『その代償に話は上手くない』という謎バランスバイアスがかかることがある。そして拙い方は逆になることも。これは自分ではどうしようもないし、気にすることもないのだけど漫画におけるオカルト話ではあるね」
編集「それを逆用してあえてちょっと拙いか単純な絵で話に重みを強調する作家さんもいるとかいないとか…」
新人漫画家「作戦だとしたらそれすごいんですけど…」

商業経験のない人を採用するのは冒険

 
漫画原作者「なのでどうしても商業経験、漫画経験の有無は依頼側は気になっちゃうよね…」
新人編集「逃げる人ってそんな多いんですか…?」
「多くはないけど、されるとは破綻するからね…カット1枚を頼む感覚でpixivで漫画作画の人材探しちゃダメだよ…」
うちは漫画家さんの編集部への推薦とかたまにしてて、連載になったことも多いんですけど、基本的に「商業経験あり」の方限定にしています。
その点は申し訳ないですがご了承いただきたい。
ブラック案件ならそりゃ逃げればとも思いますけどね。

全部わからないより2割なんとなくわかる

 
新人漫画家「具体的な例は?」
編集「漫画よりは漫才や一発ギャグの方が参考になるかなぁ…あるあるネタは7~4割ぐらいの『なんかわかるわ』を突いてると思うし、一発ギャグは意味不明に見えて2割ほどの『なんかわかる』を突いてることが多い。あ~オレもジタバタしたらこういうの言いそう的な」
編集「その白眉が小島よしお氏の『そんなの関係ねぇ!』だと思うんだけど」
新人漫画家「不条理漫画のヒントがまさかのそんなとこに」
「狂気描写もそうで、まったく意味不明のは狂人としてはリアルかもしれんけど、エンタメとしては失敗しやすい罠だね。柔らかくしてお客様に出さないと」
編集「殺人鬼の描いた絵が売れたりするのも『実在の』『しでかした』人間が描いたから売れるので、それをまんまフィクションに落とし込むのは難しいし手数が増えすぎる…。だから『2割わかってしまいそうな狂気』ぐらいがいいんだろうね」
新人漫画家「話が狂気にそれましたね」
「すまんつい…」

終わった作品に執着してはいけない

 
編集「読者が過去作を愛してくれるのもいいことだし、それに感謝するのもいい。でもそれと、作者がいつまでも終わった作品に執着するのは違う。悔いがあるなら次回作で晴らすべきだと思う」

編集のいう事をすべて取り入れる必要は無い

 
新人漫画家「どういう感覚を指標にすれば…」
編集「担当の言うことって『どこそこへ行け』とか具体的なものより『ヒント』だと思った方がいい。ピンと来て『あ、たしかに…いい展開思いついた!』って導きの言葉なら聞いてもいいけど、作者がピンと来ないのは採用しないというのもアリだと思う」
新人漫画家「でも出版社ってスポンサーみたいなものだと思うと、言うこと聞かないととも思っちゃいます…」
編集「たしかにその側面もあるけど、結果いいものにならなければみんなが損する。作者だってひとつの連載がしくじれば膨大な作業量と心労と少なくとも1年以上の時間を失うわけなんだから」

コマ割りは空気感

 
編集「凝ったコマ割りをスタイルにするのもいいし、漫画に鉄則100%なんてないけど、たとえば平穏で話に集中させたい場合はあえて平坦なコマ割り、そして次のページで一気に縦ぶち抜きやシャープにして一気に緊張感を出すとかの演出もある。平坦コマはつまらないコマ割りじゃなく使えるツール」

全ての意見を受け入れる必要は無い

 
編集「意見に耳を傾けるのも大事だけど、特定個人の好みに合わなくなったからって路線を変えていたらその他大多数をガッカリさせてしまうことにもなりかねない。感想って『最近』がものすごく頭につくことあるけど、『最近』がものすごく曖昧な指標でしかないことも承知しておいた方がいいと思う」
編集「怖いのはその読者さんがきっちり全話読んできっちり全話記憶しているとは限らないということ。感想ってその前提で作家側は聞いてしまいがちだけど、実は前の回での説明を読まずに『説明不足』と書かれてしまうこともあるから、受け取る側は慎重に、とにかく慎重にと心がけて損はない」
編集「その上で、貴重と思える意見や感想は取り入れて、応援には真摯に感謝し、とにかく『作品を良くする』ことに全力で感想と向き合うことが大事だと思う」
新人漫画家「ご意見をないがしろにしてはいけないと心がとがめて…」
「気持ちはわかるけどいい作品を描くことが最も誠実だと心してほしい」

性癖をチラ見せしよう

 

絵が上手くなるコツ

 
自分は変な意地張らずもっと志望者時代に練習として模写しとけばよかったと後悔している。

シナリオを作る力を磨く方法

 
新人漫画家「ありきたりの範囲はどれくらいでしょうか」
編集「まぁ『痴漢と間違われる』『肩がぶつかる』『降ってくる』漫画でよく見るパターンかな。ただこの訓練の大事なとこは、シチュエーションを作ることでその男女の属性やドラマを作る訓練にもなること」
編集「たとえば『万引きをしている女子高生をコンビニバイトの男子高校生が取り押さえる』だと『なぜ彼女は万引きをしたのか』『なぜ男子高校生はバイトをしているのか』『取り押さえ方は乱暴なのかそっとなのか』とたくさんの分岐とバックグラウンドを想像するきっかけになる。その訓練でもある」
例:
心霊スポット巡りが密かな趣味の女子高生、鉄骨にひっかかってシュシュがほどけて髪がザンバラになったところを男子高校生に目撃され、幽霊と間違われ、男子は逃走。スマホを落としていった彼に届けるために彼女は苦心するが、それがどんどん泥沼化して彼女は怪異として伝説化していく…。

キャラの名前は気持ちキラキラネームで

 
編集「他になかなか思いつかないなら色んな作家さんがやってるけど、『武将を元ネタに命名』とか『野球チームが元ネタ』とか『動物が元ネタ』とかもコツかな。考えるのがラクだし楽しいし、読んでる側も考察できたり、メリット大きかったりする」
編集「なんと言ってもね、ネーミングに凝ったりこだわりあると、キャラに愛着がわく。厚みが出る。キャラデザだけじゃなくネーミングも自作を太くする要素だって覚えておこう」
新人漫画家「魚介類好きなんでそこからとってもいいですかね」
「もちろんいいよw」
編集「もちろん普通の名前がダメって意味じゃないよ。たとえば主人公は自分の平凡な名前をずっと嫌ってる設定でも、実はそれが存在を知らなかった早逝した叔父からとった名前だって知って泣く…とかもできるし」
新人漫画家「AKIRAはむしろ実験体の子たちが普通の名前なのが哀愁も出してますね」
※ちなみにAKIRAの多くのキャラは「鉄人28号」が元ネタと言われています。

上手下手の考え方

 
ちゃんと数えたわけではないですが、うちの漫画はクリーチャーやサイコは左から来てる率高いはず。 pic.twitter.com/DXtsnFrO9Y
「感情移入してるキャラを右に」とも言える(くどいようですが原則や決まりがあるわけではありません)。
でもマリオって「左→右」なんだよなぁ。ゲームは違うのか、ゴール=優しい概念だと思えばいいのか。
エヴァ使徒の立ち位置はどうだっけか…。

時代が変わっても普遍的なモチーフ、変身

 
「(自分もしくは)何かが変わる」ことが強い引きになる冒頭の作品は多くて強い。
進撃の巨人」しかり「鬼滅の刃」しかり、仮面ライダーしかり、女神転生しかり…。
そういう意味で「故郷が侵略される」は
・敵討ち(動機づけ)
・ヒロインの死(動機づけ)
・変化(主人公の旅立ち)
・鍛錬の道へ(動機づけ)
・なんか殺されるけど異能力で復活とか
とかなり強い。

イケメンライバルは味方に置いてもいい

 

洋介犬先生の著書