棘を抜く

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グラフで見る日本経済「デフレーションを考えてみる」

GDPデフレータ

OECD 36か国中
2003→2019
2003年=1.00

1位 4.03 トルコ
2位 2.22 メキシコ
3位 2.14 チリ
14位 1.37 イギリス
15位 1.37 アメリ
16位 1.36 カナダ
18位 1.34 韓国
27位 1.27 イタリア
30位 1.25 ドイツ
32位 1.21 フランス
35位 1.08 スイス
36位 0.94 日本
GDPデフレータ

2003年=1.00

日本 / アメリカ / ドイツ
2003年 1.00 / 1.00 / 1.00
2008年 0.95 / 1.14 / 1.05
2013年 0.90 / 1.23 / 1.12
2018年 0.96 / 1.34 / 1.27 pic.twitter.com/ESmBz1TtAd
1980年基準のGDPデフレータの推移がこちらです。

低インフレのドイツで2倍、アメリカ、フランス、カナダで2.5~3倍、韓国で4.5倍です。

日本は40年近く物価がほとんど変わっていないという驚くべき状況ですね。 pic.twitter.com/6MXmH3n6H3
日本の物価は停滞していますが、下がり続けているわけではないので、厳密には「デフレ」ではありませんね。

ただし、インフレが当たり前の世界の中で、相対的に物価が下がっている状況ですので、当アカウントでは「デフレ期」や「相対的デフレ期」と呼ぶようにします。
通常「デフレ」という場合は、「長期的な物価停滞に伴う経済停滞と貧困化」を表現している方が多いと思います。

定義通りに「継続した物価上昇」かどうか、という事を話題にしているわけではないと思います。

物価の変動がこれだけあやふやな日本ではデフレかインフレかという議論は不毛と思います
CPIやデフレータはあくまでも一国内の物価変動の指標です。

国際的な物価の高低を比較するのであれば、物価水準(Price Level)を見ると参考になります。

日本は1990年代の極めて高い水準から、国内の物価停滞とともに、物価水準も下落しています。

現在はアメリカよりやや低い程度です。 pic.twitter.com/RrieDpznTA