経済学でよく登場する『生産関数』とは
経済学でよく登場する『生産関数』という概念は、この歳になって理解したことによると、「ある製品の生産に際して、それを作るのに必要な、設備、人材、技術、材料、エネルギー等のもろもろの組み合わせから、最大どれだけの最終生産物が作れるかのノウハウ」のようなものだということ。
— 小林信行 Nobuyuki Kobayashi(@nyaa_toraneko)Wed Aug 26 21:37:19 +0000 2020
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これがすべての投入物に対し、投入変化に対する産出変化の関係が、ほぼ連続的に変化するように振る舞う時、はじめて限界生産力のようなものが定義できる。これが意味することは、「生産関数に直面できる企業は、自らの生産のありさまやビジネスモデルを、十分に計量的に理解している」ということだ。
もちろんそのモデル化は完全なものでなくてよいが、少なくとも普段からそう考えるトレーニングは必要だと思う。こういう部分にも、日本の経営者が、大学時代に身につけられる高度な知識を軽視してきたのが、今の時代の停滞につながっているという仮説にはそれなりの説得力があるように思える。
「自らの生産のありさまやビジネスモデルを、十分に計量的に理解している」から、ある設備を導入するのに必要な投資額や、ある人物を新たに雇う時に必要となる能力のセットを提示したり、評価することもできる、というのは暗示的なことだ。