「井の中の蛙大海を知らず/されど空の蒼さを知る」の後半部分は捏造
#ガセ雑学
>井の中の蛙大海を知らず/されど空の蒼さを知る
「井の中の蛙大海を知らず」の続き「されど空の蒼さを知る」という、狭い場所で満足しているカエルをフォローするかのような続きは本来存在せず、1970年代にラジオ『永六輔の誰かとどこかで』で創作されたモノ。
(↓続
— 杉村喜光:知泉(三省堂辞典発売中(@tisensugimura)Wed May 20 22:31:25 +0000 2020
原文は「井蛙不可以語於海者、拘於虚也。夏蟲不可以語於冰者、篤於時也。曲士不可以語於道者、束於教也。」
・井戸の中にいる蛙は広い海を知らない
・夏の虫は(冬の)氷を知らない
・田舎の学者は道を語れない
・宗教的な縛りに捉われているから
というもの。カエルは海を知らないだけで終わる
(↓続
・井戸の中にいる蛙は広い海を知らない
・夏の虫は(冬の)氷を知らない
・田舎の学者は道を語れない
・宗教的な縛りに捉われているから
というもの。カエルは海を知らないだけで終わる
(↓続
@tisensugimura 大事なのは「原文にはなかった」「永さんによる二次創作である」という事実をとにかく広めることですね。できれば淡々と。
@tisensugimura そもそもカエルは海に入らないw
@tisensugimura ハンセン病で隔離されていた北條民雄が、昭和12年に「かつて大海の魚であつた私も、今はなんと井戸の中をごそごそと這ひまはるあはれ一匹の蛙とは成り果てた。とはいへ井の中に住むが故に、深夜冲天にかかる星座の美しさを見た」と書いているのがルーツではないかと。aozora.gr.jp/cards/000997/f…
@tisensugimura 北條がこの年に23歳で亡くなっていることを思うと、これは彼の魂の叫びであったのでしょう。
@tisensugimura 荘子に前半しかないのは本当だったが
後半の初出は諸説あるようだった
togetter.com/li/358115
まとめ人が探したぽい
北條民雄(昭和12年『山桜』)がいまのところ最古なのかな
後半の初出は諸説あるようだった
togetter.com/li/358115
まとめ人が探したぽい
北條民雄(昭和12年『山桜』)がいまのところ最古なのかな