棘を抜く

togetterまとめアカウントでした。ツイッターをまとめています

プロイラストレーターが多用する明度彩度の領域

 
 
 
さらに付け加えますと、ほどんどのプロイラストレーターの絵ではこの領域の明度彩度は徹底的に避けられていました。

最近流行りの「色鮮やかな絵」を塗る為にはこの領域の色は明度彩度が暗すぎたり濁りすぎたりするのでしょう。

この領域を選ばないだけでも色の選択は随分楽になると思います。 pic.twitter.com/MtCHX4Ul1Q
これはプロイラストレーターさんの個別の傾向。

1枚目は色彩鮮やかな固有色塗りが得意な方
2枚目はグリザイユ画法が得意な方

同じプロイラストレーターでも多用する領域には特徴があるので、色塗り初心者の方は目標とする絵師さんの明度・彩度領域をスポイト確認してみると良いかもしれません。 pic.twitter.com/UUnBjEoy9w
なぜこういう分析をしようとしたかというと
テニスのサーブ分析から着想を得て
それをイラスト彩色に応用できないかと考えたからです
プロイラストレーターの配色における

・色相カラーホイールの移動の傾向
・明度・彩度ポインターの移動の傾向

こちらも分析しました。
よろしければなにかの参考に。 pic.twitter.com/xoE2UdI2rF
サンプリングしていた時の印象で言いますと

厚塗り系の重厚な絵を描く人は
メインカラー>第2ゴールデン>ブラック>アクセント
の順で使用率が高く

美少女系のポップで可愛い絵を描く人は
メインカラー>第1ゴールデン>アクセント>ブラック
の使用率が高い傾向にありました
またいわゆる「極彩色の魔術師」と呼ばれるような色彩豊かな彩色ができ、背景もキャラ絵も総合的に描ける人は全てのゾーンを網羅している傾向にありました。

ただそういう人でも先に述べた「使用しない方が良いゾーン」の明度彩度はほぼ使っていません。
こういう方法でスポイトでひたすらカチカチ色を取ってゆくと大まかな傾向がわかり、絵師の配色の癖が可視化されます。もちろん自分の手癖確認にも使用できるので、配色の改善にも活用できます。

(自前のファンアートを使用してのスポイトサンプリング例) pic.twitter.com/oWV19pvm6q
バズっているのでちょっと宣伝
普段こういう絵を描いています!

よければフォローしてね!
pixivには過去絵もたくさんあるよ!
pixiv.net/artworks/81718… pic.twitter.com/h46JvbnC82

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