小池一夫流、起承転結
「起承転結」について小池一夫さんは「主謎技感」だと言っています。「主人公を起てて読者の興味を引く」「主人公の謎を読者に追わせる」「主人公の意外な技で状況をひっくり返して読者を驚かせる」「最後は読者の感情をゆさぶって締めくくる」。小池劇画の基本文法ですね。
— 七月鏡一(@JULY_MIRROR)Sat Apr 08 05:54:48 +0000 2023
「転」に位置する「技」については、「主人公の技」というだけでなく「書き手の技」も問われる部分だろうなというのが私の理解です。
ちなみに「起承転結」自体は中国の四行からなる漢詩の構成法からの転用で、これを作劇術に使うのは日本独特のものです。映画の脚本だどシド・フィールドの三幕構成法「設定・対立・解決」などがありますが、分析してみると実はこれが「起承転結」と結構相性が良い。
もちろん映画の作劇術を漫画にそのまま利用出来るわけではありませんが、自分の書きたいドラマをどうストーリーに組み立てるかの指針の一つとして自分なりの解釈で利用しています。
シナリオの書き方。第一話に命をかけろ
シナリオの授業でも教えるんですが、1話ってのは「説明」の回じゃないんです。寧ろ説明なんて後でいい。クライマックス並のイベントを起こし、キャラの魅力を爆発させて観てる側をグイグイ引き込まなきゃ2話以降を観てくれないんです。ここをわかっていない作品は本当に多い。
— 土田康司(@RMA1701E)Fri Apr 07 04:56:54 +0000 2023
起承転結の起は「起爆」の起ですよ。
これは30代後半の頃、アメリカのTVドラマを沢山観てた時に気が付きました。導入が上手いんです。1話としてしっかり終わってるのに次が観たくなる。
「メンタリスト」とか凄かったな~。
「メンタリスト」とか凄かったな~。